
肝臓を知らない人はおられないでしょう。肝臓のプロフィールを少し紹介しましょう。解剖の図を示します。肝臓は右横隔膜の下で肋骨に守られています。健康診断では必ず肝機能検査が入ります。
 
      ①AST ALTを考察することが大切です。現在日本人の3人に一人が脂肪肝に侵されている報告があります。ASTは肝臓以外に体の横紋筋・心臓・腸の平滑筋にも多く存在します。相反してALTの上昇は肝細胞が破壊されて細胞内の酵素が血中に流れ出した証なので注意が必要です。
②γ―GTP:正常値10-47U/l
      肝細胞が破壊されて胆道系も巻き込まれている状態。とくにアルコールによる肝障害のときには著しく上昇する。
③ALP:115-359 U/l
      胆道がアルコールや脂肪肝で障害を受けたら上昇します。また胆汁うっ滞でも同様に数値が上がります。
④Ch-E(コリンエステラーゼ):214-466


⑥逆に世界の武器(大砲、弾薬 戦車やジェット戦闘機などを作って金儲けする武器商人たちは、大金昔の王様みたいなご馳走をたらふく食べて運動しないと脂肪肝になり、値が450ぐらいに上昇フレンチ料理のフォアグラの状態になっているでしょう。
⑦会社検診では多くの患者様がLDLコレステロールやHbA1cに注目され、言い過ぎかもしれませんが、簡単に脂肪肝の事は伝えられるだけですが 実際はもっと重要で肝臓から脂肪を落とすことで肝硬変予防ならず、同時に糖尿病や高コレステロール血症などの生活習慣病予防に貢献します。
 
  
      ここでその過剰の糖質を処理する役割はインスリンです。インスリンは糖質を細胞内に取り込む働きがあります。インスリンによって中性脂肪になり、やがて肝臓脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪となり蓄積されます。
      肝臓に脂肪が蓄積すると、肝細胞内に脂肪が占拠してゆきます。占拠が多くなると肝細胞が壊死してしまい、そのあとがコラーゲン組織で埋められ肝硬変になってゆきます。
      我々の祖先は狩猟民族であった人類は飢餓との闘いで生き抜くために毎日、食物にありつけないからそれに即した肝臓・筋肉に蓄積するシステムが存在しています(認知症にならない食事参考)。
      しかしながら現在のように日本のように豊かな食生活で運動不足になると糖質の居場所がなくなり肝臓中心に蓄えられ脂肪肝になります。2023年の奈良で開催された日本消化器学会の奈良宣言でASTが30を超えたら脂肪肝発症を見分けるため、かかりつけ医に相談することを勧めています。
      脂肪肝を軽く見ないで、その予防・改善ためには食事の糖質を減らして野菜から食べる。自分なりに継続できる運動をしてグリコーゲンを消費させて糖質を消費することが重要です。運動のタイミングとかは社会生活を送っている我々ですから、こまめに時間や方法はいつでもできるジムに通うことやネットなどを見つけて、さらに継続することが大切です。また運動前はストレッチなどの準備体操や運動後のクーリングダウンも忘れないことです。
      私の知人の衆議院議員のXXさんは筋トレとwalkingは歯磨きと同じとおっしゃてます。
 
 1代謝 何気なく食べているいつもの食事は胃で消化され小腸から門脈を通じて肝臓に運ばれて栄養素を体が使いやすい形に分解・合成することです。約500種類の物質の代謝を任されているのが肝臓です。では生命維持や生活習慣病にかかわる糖質以外の栄養素の動きを見てみましょう。
 
     
 

 
 日本人成人の3人に一人が脂肪肝にり患していると考えられています。 肝臓から脂肪を落とすことができれば、もちろん肝臓を守ることになりますが、糖尿病の指標のヘモグロビンA1c、LDLコレステロール、尿酸値も改善します。検診で脂肪肝ですと言われて、癌じゃないから楽勝と思ってるあなたは考えを是非改めてください。
ダイエット清涼飲料水に甘さをつけるためにアスパルテームという物質が多く入っています。また加工食品には味をよくするためにグルタミン酸が多く含まれます。どちらも食製品が美味しくなることに貢献していて多く使用されるようになりました。グルタミン酸は脳内の神経伝達物質の多くを占めます。グルタミン酸は神経細胞を興奮させる特徴があり大量摂取は危険です。山上が大学病院の高度救命救急センターで行った臨床研究で得たアミノ酸の解析知識をまとめて1998年ジャズ発祥の地であるニューオーリンズ全米の救急医学会Critical Care Medicine educational symposiumで発表した内容ですが、重症頭部外傷患者さんの血液中のアミノ酸分析結果で興奮性アミノ酸のグルタミン酸やアスパラギン酸は増加して病態を悪化させる一方、脳を休めるGABAやリポビタンDで有名なタウリンが減少していること発見しました。アメリカの教育シンポジウムで口演しました。
      また、保存料・防腐剤もリンが多く含まれ腎臓の尿細管にもダメージを与え慢性腎臓病の原因になります。また細菌の繁殖を抑制する目的があるのですから、腸内細菌叢にとってもよくありません。


私は昭和31年の生まれで、小学校の給食でもコッペパン、自宅では食パンを食べ、パスタという言葉を知らず、大学生になり大阪梅田の壁の穴で初めて知りました。これはうめーわとうなりました。今も阪急メンズ館にあります。昭和52年からずーーーーと美味しいです。
 
 